しまなみ海道はライダーに愛される絶景ロード
しまなみ海道は、本州の広島県尾道市と四国の愛媛県今治市を結ぶ全長約70キロメートルの道路で、橋によって瀬戸内海の島々をつないでいます。この道は「西瀬戸自動車道」とも呼ばれ、サイクリストやライダーにとって人気の高いスポットです。瀬戸内海の青い海と島々のパノラマビューは、ツーリング中の大きな見どころです。
しまなみ海道の魅力は、海と山が織りなす壮大な景観です。走っている間に見える美しい風景は、日常を忘れさせ、まるで別世界にいるかのような感覚を味わわせてくれます。道沿いには展望台や公園も多く、バイクを停めてのんびり景色を楽しむことができるスポットが点在しています。
おすすめツーリングルート
しまなみ海道は、初心者からベテランまで誰もが楽しめるルートが揃っています。初心者のライダーにおすすめなのは、尾道から生口島までの区間です。この区間は走行距離も比較的短く、景色も素晴らしいので、気軽に楽しむことができます。生口島には「耕三寺」という美しいお寺もあり、立ち寄る価値があります。
ベテランライダーには、全線を走破するルートをおすすめします。尾道から今治までの全長約70キロメートルの道のりは、次々と現れる橋と島々を駆け抜ける爽快感がたまりません。「多々羅大橋」や「来島海峡大橋」といった巨大な橋を走る際には、目の前に広がる瀬戸内海の大パノラマが迎えてくれます。
各島に設けられているサイクリスト向けの休憩所「道の駅」なども活用しながら、無理なく自分のペースで進むことができます。向島や大三島といった各島々には独自の観光スポットが点在しており、途中で立ち寄りながらのんびりとツーリングを楽しむことができます。
絶景スポットを巡ろう!しまなみ海道の見どころ
しまなみ海道には、ライダーがぜひ訪れたい絶景スポットがたくさんあります。その中でもおすすめなのが「多々羅大橋展望台」です。多々羅大橋はしまなみ海道の象徴とも言える橋で、その美しいアーチ型の橋梁と瀬戸内海の絶景を一望できる展望台は、写真撮影にも最適です。
「大三島の大山祇神社」も見逃せません。この神社は、海の神様を祀る古い神社で、歴史好きにはたまりません。境内には数百年の歴史を持つ大木もあり、静かな雰囲気の中で自然を満喫できます。
「生口島の耕三寺」は、建築美を楽しむことができるスポットです。耕三寺の敷地内には多くの彫刻や美しい庭園があり、その壮大なスケールに圧倒されます。桜のシーズンには、多くの花が咲き誇り、一層美しい風景が広がります。
しまなみ海道周辺のグルメスポットでリフレッシュ
しまなみ海道を巡る際には、地元のグルメも楽しみたいものです。おすすめなのが「今治焼き鳥」です。今治市は焼き鳥が有名で、バイクを停めて地元の居酒屋や食堂で楽しむことができます。炭火で焼かれた香ばしい焼き鳥は、ツーリング中の疲れを癒してくれるでしょう。
「瀬戸内レモン」を使ったスイーツも外せません。生口島などでは、新鮮なレモンを使ったケーキやジュースが提供されており、ライダーたちの間でも人気です。爽やかなレモンの風味は、暑い季節にぴったりで、疲れた体をリフレッシュさせてくれます。
ツーリングを安全に楽しむための注意点とアドバイス
しまなみ海道は絶景を楽しめる反面、天候や道路状況に注意が必要な場所でもあります。橋の上は風が強く吹くことが多いため、風に煽られないようにスピードを抑えて走行しましょう。天気が変わりやすい瀬戸内海の気候を考慮して、レインウェアの準備をしておくことをおすすめします。
休憩をこまめにとることも大切です。しまなみ海道は見どころが多いため、つい一気に走りたくなるかもしれませんが、道の駅などを利用して適度に休憩をとりましょう。夏場は熱中症のリスクもあるので、水分補給を欠かさないように心がけてください。
各島で観光客やサイクリストも多いため、道中は周囲に気を配り、安全運転を心がけることが大切です。橋の入り口や出口付近では、視界が悪くなりやすい箇所があるので注意しましょう。